シングルマザーは自業自得?幸せな母子家庭になる6つの条件とは

シングルマザーは自業自得?離婚したから自己責任?

“母親”とはそれだけで大変な重労働ですが、シングルマザーの過酷さはその比ではありません。特に若いシングルマザーの皆さんの中には、息をつく間もない生活を送っておられる方も多いのではないでしょうか。子どものため、自分のために一人で奮闘するお母さんは本当に立派です。しかしその反面、世間からは離婚や未婚を選択したことを指して「自己責任」「自業自得」といった、まだまだ厳しい意見があるのも事実です。こういった声について、どう受け止めるべきなのでしょうか?

「シングルマザーは無責任」という声をどう受け止める?

シングルマザーに対する厳しい意見は、「一度結婚したら簡単に婚姻関係を破棄してはならない」「子どもを幸せにするためにはどんな事も我慢すべきである」といった考え方から生まれるものがほとんどです。

しかし、子どもを愛する気持ちのない母親なんていませんし、シングルマザーの道を選ぶにはそれなりの事情があるものですよね。誰だって、好んでひとり親を選んでいるわけではありません。

そういった心無い言葉に傷つくのは、今日で終わりにしましょう。あなたのことは、あなた以外にはわかりません。誰にどう思われるかなんて、本当の幸せを得るためには関係のないこと。もしも心無い批判を受けた時には、“この人にはまだ人の事情が汲めないんだな”と流しておきましょう。

シングルマザーの味方は多い!疲れた時は助けを借りよう

シングルマザーに対して辛辣な意見を持つ人もいますが、その大変さを理解してくれる人もたくさんいます。とくに母親同士はその大変さを分かち合いやすいもの。気兼ねなく話せるママ友がいればそれだけでも心の支えになるはずですから、忙しくともネットワークは大切にしましょう。

また、家族のあり方について柔軟な考え方が浸透するにつれ、社会の救済体制も随分と整いました。現在では母子家庭の経済状況の深刻さを鑑み、様々な手当や減免が受けられるようになっています。



【母子家庭が受けられる助成金や支援制度の例】

こちらの記事で解説しています:わかりやすい!母子家庭を支援する助成金・補助制度の条件と手続き

行政が味方をしてくれるというのは、とても心強いものですよね。しかしこういった制度も、きちんと活用しないことには意味がありません。きちんと情報を入手して、迷わずに救いの手を借りましょう。

シングルマザー≠不幸!幸せな母子家庭の6つの条件

シングルマザーだからって、子どもに寂しい思いはさせたくありませんよね。片親=不幸ではありません。ただ他の家族とは少し形が違うだけです。それでは、母子家庭が幸せであるためにはどうすればよいのでしょうか?

シングルマザーが幸せな家庭を築くために必要な、6つの条件をご紹介いたします。

1.シングルマザーの子どもだから不幸なんて言わせない!母親は覚悟を決めるべし

母子家庭の幸せは、母親の覚悟が基盤となって生まれます。まずは母親自身が、「必ず幸せになる」という強い覚悟を持たなくてはなりません。

シングルマザーになったばかりの頃には、様々な不安に頭を悩ませることになるでしょう。しかし、母は強し!戦時中ではないのです。この平和な世の中、子どもへの愛情さえあればクリアできない問題などありません。無駄に悩むことをやめ、前向きに踏み出すことが、幸せへの第一歩です。

2.シングルマザーこそ、辛いことに負けていられない!どんな事も楽しむよう心がけるべし

どんなに大変な時でも手っ取り早く幸せになる方法、それは“笑顔”になることです。すごく悩んでいたのに、大笑いしたら悩みがどこかへ消えてしまった…なんて経験、ありませんか?大変なことが多いシングルマザーにこそ、“笑う”ということは大切なのです。

ちょっとしたことでも、どうしたら面白くなるか子どもと一緒に考えましょう。笑顔溢れる家庭こそ、どんなに立派な家よりも子どもが求めるものなのです。

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3.母子家庭の子どもが幸せになるためには、精神的な自立を促すべし

年齢に関係なく、精神的な自立は幸せに生きるための人格形成において非常に重要です。そのためには母親が一方的に庇護しようとするのではなく、母子で協力して生きていこうというスタンスが大切です。

常に愛情を伝えながら、時には「あなたを信じているよ」と信頼を見せてあげることが必要です。どんなに些細な事でも構いません。子どもができることは子どもに任せて、自信を付けさせましょう。“自分でできることは自分でする”というあり方が、母子ともに幸せになるための必須要項です。

4.母子家庭こそ子どもを寂しくさせてはだめ!コミュニケーションを十分にとるべし

過剰なまでに愛情表現をすることは、幸せな母子であるための必須条件です。少し鬱陶しがられるくらいがちょうどいいと思って、毎日全力で愛情を伝えましょう。

どんなに忙しくとも、子どもとのコミュニケーションだけは怠ってはいけません。置き手紙やメール、SNSを利用したり、毎日朝夕は必ず一緒に食事するなど、工夫して子どもと繋がる努力をしなくてはなりません。

5.「辛いのは自業自得」なんて思ってはだめ!母親も幸せであるべし

ただでさえ、母親とは家族の世話ばかりで自分のことを後回しにしてしまうもの。シングルマザーなら尚更、自分に割ける時間は少ないですよね。しかし、子どもさえ幸せなら…というわけにはいきません。子どもは、あなたが幸せでなければ心から幸せにはなれないからです。たとえ容姿に気を遣う余裕がなくとも、あなたの笑顔が本物ならば子どもも安心して生活することができます。

幸せな母子家庭を作りたいのであれば、自分も幸せである必要がある。そう肝に銘じましょう。

6.シングルマザーの貧困は諸悪の根源!経済的な安定を確保すべし

“幸せはお金で買えない”なんて言葉がありますが、一定した収入があることは、子どもを守る上での必須条件です。裕福である必要はありませんが、衣食住や子どもの学校関係のお金の工面に不自由しない程度の収入を確保することは、シングルマザーの義務であるとも言えるでしょう。

有り難いことに、今の日本には母子家庭を救済するための様々な制度が存在します。インターネットや行政の案内所でこまめに情報を集め、そういった制度を上手に利用することも必要です。

最近シングルマザーの仕事として介護職を選択する人が増えています。少子高齢化の影響で、採用されやすくシフトに入りやすいのが特長です。比較的時給も高いため、シンママにぴったりの仕事なのかもしれません。意義のある仕事ですから、子供にも良い影響を与えてくれそうですね。

シングルマザーは自業自得?そんな言葉は笑い飛ばそう

あなたと子どもが幸せになれるかどうか。それを決めるのは、両親が揃っているかどうかではありません。一般的な家庭さえあれば必ず幸せになれるわけではないことは、誰もが知っていますよね。幸せになるためには、幸せになろうとする覚悟と行動が必要です。世界一素敵な母子家庭を目指して、毎日明るく邁進しましょう!